3Jul
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更年期障害と言えば女性の悩みというイメージが強いのですが、更年期障害は、女性だけでなく男性にも起こります。女性の更年期障害ほど認知されていないので、周囲の理解を得ることができず、苦しんでいる男性も少なくはないようです。
● 男性の更年期障害
男性は、40才頃から60才前半くらいまで、加齢やストレスなどが原因となり、さまざまな男性ホルモンが不足するようになり、体や心に不快な症状が現れます。
これが男性の更年期障害です。
男性の更年期は、気が緩やかに低下していくことから、気虚と呼ばれる症状が現れ、やる気がでない、集中できない、といった症状が現れます。
● 男性の更年期障害の症状
男性の更年期の症状は、身体的症状、精神的症状、性機能の低下の3種類に分けられます。身体的症状としては、倦怠感、多汗、睡眠障害、集中力や記憶力の低下などの症状があげられています。精神的症状としては、イライラ、気分の落ち込み、不安、などの症状があげられています。
性機能の低下としては、性欲の低下、勃起障害、などの症状があげられています。症状の出方には個人差があるので、症状が出ても気にならない程度という人もいれば、症状が重く、日常生活に支障が出る人もいます。
● 男性の更年期障害の治療方法
男性は更年期の症状を治療したいと思っても何科を受診すれば良いのか分らないという人が多いようです。最近は、更年期専門外来がある病院もありますが、通院できる範囲に更年期外来がある病院がないときは、倦怠感などの身体的症状は心療内科や内科、勃起不全や尿に関する症状のときは、泌尿器科に行くと治療を受けることができます。
男性の更年期の治療方法には、男性ホルモン補充療法、漢方薬の服用、ED治療薬の服用などがあげられています。男性ホルモン補充療法は、即効性がある治療方法ですが、前立腺がんの治療中、重度の前立腺肥大の人はこの治療を受けることができません。漢方薬は、即効性はないものの、体に優しく副作用の心配もないので安心して服用することができます。
更年期の症状を予防、改善するためには、栄養バランスが摂れた食生活、適度な運動、質の良い睡眠が必要です。また、ストレスは更年期の症状の原因になるので、自分なりのストレス解消法を見つけ、心身ともに健康な状態で更年期を迎えましょう。
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