26Apr

日焼け止めは種類によっては肌に刺激を感じるものもあります。敏感肌の方は、刺激がある日焼け止めを使用すると「肌荒れなどの肌トラブル」が起こることがあるので注意が必要です。
ここでは、敏感肌の方が日焼け止めを選ぶときのポイントなどを紹介します。
この記事の目次
敏感肌とは
敏感肌とはどのような状態の肌のことかよく分らないという方もいるのではないでしょうか。敏感肌とは、皮膚の一番外側にある角質層が乾燥しやすくなってしまい、肌のバリア機能が衰えている状態のことをいいます。
バリア機能が衰えているので、外部からの刺激を受けやすくなります。そのため、刺激がある日焼け止めや化粧品を使用すると肌荒れが起こることがあります。
紫外線吸収剤には注意が必要
日焼け止めは大きく分けると『紫外線吸収剤』と『紫外線散乱剤』の2種類に分けることができます。この2種類のうち、紫外線吸収剤は、「紫外線を吸収し熱など別のエネルギーに変換することがで紫外線が肌に浸透するのを防ぐ作用」があります。
紫外線吸収剤配合の日焼け止めは、紫外線をカットする効果は非常に高いのですが、肌の表面で化学反応を起こし紫外線を反射させる作用の成分を含んでいるため、肌への負担が大きくなります。そのため、敏感肌の方はが使用するときには注意が必要です。
紫外線散乱剤は刺激が低いので、日焼け止めを選ぶときは、なるべく紫外線散乱剤が使用されているものを選んだほうがよいでしょう。最近は、散乱剤と吸収剤の両方を含んでいる日焼け止めも多く出ているので、パッケージをよく見て選ぶことをおすすめします。
敏感肌の日焼け止めの選び方
低刺激の日焼け止めを選ぶ
日焼け止めには刺激が強いものも少なくありません。商品の中には低刺激と記載されているものがあるので、なるべく刺激が少なく肌に優しい日焼け止めを選びましょう。
配合されている成分を確認する
まず、合成香料や着色料など肌への刺激となる可能性がある成分は避けるようにしましょう。また、肌のバリア機能に影響を与える合成界面活性剤や、落ちにくく肌に残りやすい合成ポリマー、アルコール系の成分が配合されているものは避けたほうがよいでしょう。
オーガニックの商品でも植物オイルや精油などが使用されていると人によっては肌に合わない場合があるので注意しましょう。
用途に合ったPA、SPFのものを選ぶ
PAやSPFの値が高ければ高いほど紫外線カットの効果は高くなりますが、その分肌に負担がかかります。絶対に日焼けしないように値が高いものを毎日使用しているという方もいるようですが、それでは肌に負担がかかり肌トラブルを起こすことがあります。
通勤や買い物などの日常生活ではSPF15~30程度、PAはPA+かPA++で十分なので、用途に応じて使い分けることが肌のために大切です。
表示成分は必ず確認して選ぶ
紫外線吸収剤が配合されているかいないか、肌に刺激がある成分が配合されているかどうかは、全て表示成分に記載されているので、日焼け止めを選ぶときは必ず表示成分を確認しましょう。表示成分を見てもよく分からないときは、薬剤師さんやスタッフの方に相談をしてみるのもよいでしょう。
敏感肌の方が日焼け止めを選ぶときは、紫外線カット効果はもちろんですが、肌に優しいものを選ぶということが大切です。どのような成分が配合されているかしっかり確認して、肌に負担がかからない日焼け止めを選びましょう。