2Apr
薄毛や抜け毛が気になり始めたという方は、育毛ケアのためにはタオルドライで頭皮と髪の毛の水分を素早く拭きとることが大切です。
ここでは、育毛の効果をより高める頭皮や髪の毛に負担が少ないタオルドライの方法を紹介します。
この記事の目次
髪の毛は熱に弱い
髪の毛の95%を形成しているケラチンというタンパク質は熱に弱いため、髪の毛は熱に非常に弱いという特徴があります。湿度70%の状況では70℃から、湿度97%では55℃からケラチンが変性し始めるといわれています。
一般的なドライヤーの熱は90℃~100℃程度なので、洗髪をした後にすぐにドライヤーの熱をあてると髪は傷みやすくなります。
タオルドライでしっかりと髪の毛の水分を吸収し、なるべくドライヤーを利用する時間を少なくすることで髪への負担を軽減することができます。
洗髪後、髪と頭皮を濡れたままの状態を長く続けていると雑菌が繁殖しやすくなるので、早めにタオルドライをしてドライヤーを使って水分を乾かすことが重要です。タオルドライとドライヤーを上手く併用して髪と頭皮のダメージを軽減すると育毛効果も高まります。
タオルドライのポイント
優しく拭く
濡れた髪はキューティクルが開き、水分や栄養分の維持が難しく刺激に弱い状態になっています。そのような状態の髪をタオルで強く拭くと、強い摩擦でキューティクルが壊れてしまい、髪にダメージを与えます。
一度壊れてしまったキューティクルは再生しないので、髪がパサパサになってしまいます。早く髪を乾かしたいからといって強くゴシゴシ拭いてはいけません。髪を優しくいたわるように水分を拭きとりましょう。
時間をかけない
タオルドライをするときはテレビなどを見ながらリラックスをした状態で長く拭き続けているという方もいるのではないでしょうか。
髪が濡れた状態が長く続くと雑菌が繁殖しやすくなるので、タオルドライで素早く水分を拭き取ることが重要です。また、長時間タオルドライを続けていると、髪に負担がかかるので注意が必要です。
爪を立てない
爪を立てて拭くと頭皮に適度な刺激を与えることができるので、爪を立ててタオルドライをするという方もいますが、爪で頭皮を傷つけてしまい抜け毛の原因にもなるので、爪を立てないようにタオルドライを行いましょう。
正しいタオルドライ方法
「髪と頭皮に優しいタオルドライの方法」を紹介します。
タオルドライをする前に水分をとる
洗髪後に頭を軽く振ったり、手で水分を払っておくだけで髪についた水分を減らすことができます。
頭皮を優しく拭く
タオルドライをするときは、まずは髪の水分から拭きとるという方も多いのではないでしょうか。まずは頭皮や毛穴の水分から拭きとりましょう。
タオルで頭を包むようにして、指の腹で頭皮のマッサージを行うようにして拭きましょう。タオルを擦りつけるのではなく、水分をタオルに吸収させるようにして拭くとよいでしょう。
髪の毛の水分をとる
最後に髪の毛の水分を拭きとります。長い髪の方は、髪の毛をタオルで包み、両手で挟んで水分をとっていきます。タオルでパンパンと叩くようにして水分を拭きとるとよいでしょう。
ぎゅっと絞ると髪に刺激になるので、早く水分を落したいと思っても髪を絞ってはいけません。
タオルドライにおすすめのタオル
最近は、通常のタオルよりも吸収率が高いタオルも多く出ています。吸収率が高いタオルは、速乾性があるのでタオルドライに適しています。
また、肌触りが優しいタオルは頭皮や髪にも優しく、刺激が少ないのでおすすめです。
抜け毛や薄毛が気になるとき、髪のダメージが気になるときは、洗髪後は正しい方法でタオルドライを行いましょう。