13Nov

紫外線は肌にさまざまなダメージを与えます。
肌が老化するのは加齢のため。と思っている方も多いのではないでしょうか。実は、紫外線は肌の老化にも大きく影響しています。それは、加齢による老化は1割程度、9割は紫外線によるダメージによるものだと言われているほどです。
冬になると紫外線の量は夏に比べて少なくなりますが、全くなくなるわけではありません。わずかな量でも紫外線を浴びていると、紫外線は少しずつ蓄積され、肌にダメージを与えます。若々しい肌を保つためには、、冬でも紫外線対策をしっかり行うことが重要です。
この記事の目次
冬に気をつけたい紫外線
2種類の紫外線
紫外線にはUVAとUVBの2つの種類があります。
UVA
肌の奥深くまで到達し、コラーゲンの変性、肌の弾力の低下、シワなど、肌にさまざまな影響を及ぼします。
UVB
肌が赤くなる日焼けの原因になる紫外線です。エネルギーが強く、肌表面にダメージを与え、日焼け、シミ、そばかすなどの原因になります。
見えないダメージを与えるUVA
2つの紫外線のうち、UVBは、秋冬になるとかなり減少しますが、UVAは、UVBほど減少せず、真冬でも真夏の1/3~1/2以上の紫外線量があります。さらにUVAは雲や窓ガラスを通り抜けやすいという性質を持っているので、曇りの日や日当たりの良い家の中にいるときも紫外線対策が必要になります。
冬だからと言って量が減らず、雲や窓ガラスも通過するUVAは、気づかないうちに肌にダメージを与えるので、注意が必要です。
冬の外出は注意が必要

長時間の外出
冬の気持ち良く晴れた日は、ぽかぽかと暖かく気持ちが良いので、長い時間外で過ごすことがあるという方もいるのではないでしょうか。夏に比べると日差しが穏やかなので、しっかりと紫外線対策を行わず長時間外にいると、紫外線のダメージは、紫外線の強さ×時間で決まるので、夏より多くの紫外線を浴びてしまうことがあります。
ぽかぽかと暖かく気持ちの良い冬の日も、紫外線の量は夏に比べると減少しているとはいえ、降り注いでいるので、長く外にいるときはしっかりと紫外線対策を行うことを心掛けておきましょう。
積雪
スキー焼けという言葉があるように、しっかりと紫外線対策を行わずにスキー場に行くと、夏の日焼けのように焼けてしまうことがあります。これは、積った雪が紫外線を強く反射してしまうからです。
雪が積もるのは、スキー場だけとは限りません。
異常気象で今まで雪とは縁がなかった場所でも雪が降り積もることがあります。雪が降ったとき紫外線対策を行わずに出掛けたり、子供と外で遊んでいると紫外線のダメージを受けてしまうので注意が必要です。
冬の紫外線対策

肌に優しいものを選ぶ
UV効果がある商品に含まれている紫外線防止剤には、紫外線散乱剤(無機系素材)と紫外線吸収剤(有機系素材)の2つがあります。
『紫外線吸収剤』は、紫外線を防ぐ力が強く、無色透明なので白浮きしないというメリットがあります。また、ベタつかず塗り心地が滑らかなので、使い心地が良いという特徴があります。しかし、紫外線吸収剤は、紫外線を防ぐ力が強い分、肌への負担が大きいというデメリットがあります。肌が弱い人が使用すると、アレルギー反応が起こったり、肌に刺激を感じることもあります。
『紫外線散乱剤』は、肌への負担が少なく、UVAもUVBも防ぐことができるというメリットがありますが、白浮きしやすかったり、ベタベタするなど、使用感が悪いというデメリットがあります。
冬の日常生活での紫外線対策は、紫外線散乱剤だけでも十分に行うことができます。肌への負担を考えると、多少使用感が悪くても肌に優しい紫外線散乱剤のUV商品を選んだほうが良いでしょう。
UV商品を選ぶときは、紫外線吸収剤無配合、紫外線吸収剤フリー、ノンケミカルサンスクリーンの表示があるUV商品を選びましょう。
生活の中でできる紫外線対策
肌に刺激があるUV商品はなるべく控えたいと思っている方は、普段の生活の中で紫外線から肌を守る工夫をしてみてはいかがでしょうか。
外出をするときは、帽子被ったり、マフラーを巻くだけでも紫外線対策を行うことができます。また、ちょっとした外出ならばUVファンデーションだけでも紫外線を防ぐことができます。
UVAは窓ガラスを通過するので、家の中にいるとしても、日差しが強い窓の近くにいると紫外線を浴びてしまいます。気になる方は、家にいるときも肌に優しいUVミルクなどを塗っておくと効果的です。