18Nov
年齢を重ねると肌の状態が変わることは自然なことです。しかし、年齢とともに敏感肌に肌質が変わってしまう人もいます。
大きな変化は実感できなくても以前に比べると肌が荒れやすくなったり、化粧品が肌に合わなくなってきた、という方は敏感肌に肌質が変わっている可能性があります。
ここでは、どうして年齢を重ねると敏感肌になるのか、改善のためのケアの方法などを紹介します。
この記事の目次
加齢敏感肌の原因
年齢とともに肌が敏感になる加齢敏感肌の主な原因はセラミド不足です。セラミドは、角質細胞の間を隙間なく埋めている細胞間脂質の主成分です。水分を蓄えて潤いを保ち、外部の刺激から肌細胞を守る役割を果たしています。
しかし、セラミドは年齢とともに減少し、特に40代からは大きく減少するといわれています。セラミドが減少すると、肌が乾燥しやすくなり、外部の刺激から肌を守るバリア機能が十分に機能をしなくなり、わずかな刺激にも反応してしまう敏感肌になってしまいます。
また、年齢を重ねると、表皮を支えて弾力を保つ真皮層のコラーゲンやエラスチンの量が減少して、表皮細胞を作る力も弱まり、表皮の水分量の低下や弾力不足につながり、その結果肌が薄くなっていきます。
肌が薄くなるとちょっとした刺激に敏感に反応しやすくなり、敏感肌になってしまいます。
加齢敏感肌の特徴
敏感肌になっていても、そのことに気づかないことがあります。加齢敏感肌の特徴は、かさつき、かゆみ、かぶれ、赤み、肌荒れ、ひりひりとした痛み、などです。
新しい化粧品を使い始めたときや季節の変わりめ、衣類の刺激などが原因でこれらの症状がでやすくなるので注意が必要です。
加齢敏感肌のケア方法
セラミドが配合されている化粧品を使用する
加齢敏感肌の主な原因はセラミド不足なので、セラミドが配合されている化粧品を使用して、不足しているセラミドを補給することで加齢敏感肌を改善が期待できます。
セラミドが配合されている化粧品は多く出ていますが、化粧品を選ぶときは、成分表をしっかり確認して、高配合、高品質の化粧品を選ぶと良いでしょう。
洗顔を見直す
洗浄力が強いクレンジングを使用していると、乾燥やバリア機能の低下を招きます。肌を乾燥から守るためにも、優しく潤いを残して洗い上げることができるクレンジングを選びましょう。
また、洗顔をするときに肌を強く擦ってはいけません。タオルドライのときもタオルに水分を吸い込ませるように優しく水分を拭き取りましょう。
敏感肌が気になる方は、加齢敏感肌のための化粧品も出ているので、お試しをしてみてはいかがでしょうか。