29Jan
肌にハリがなくなってくるとしわやたるみ目立つようになり、老けた印象が強くなります。若々しい肌を保つためには、肌のハリを維持するケアを行わなければいけません。
肌のハリを保つためには、化粧品を使った外側からのスキンケアだけでなく、食事やサプリメントによる内側からのケアも大切です。ハリのある肌を保つために意識して摂っておきたい栄養素や食べ物について紹介します。
この記事の目次
ハリのある肌に必要なコラーゲン
ハリのある肌に欠かすことができない成分はコラーゲンです。
コラーゲンは、肌内部の真皮層に存在するタンパク質でできたしなやかな線維です。真皮層に張り巡らされており、肌を内側から支えてハリや弾力を保っています。そのため、コラーゲンが減少したり変性するとハリが低下していきます。
真皮層には、コラーゲンとエラスチンが張り巡らせれており、その隙間をヒアルロン酸が埋めています。コラーゲン、エラストン、ヒアルロン酸の3つの成分は真皮層に存在している線維芽細胞によって産み出されており、その力が衰えていくと成分が減少したり変性し、ハリや弾力が低下するという仕組みになっています。
ハリがある肌に必要な栄養素
コラーゲン
コラーゲンは、タンパク質の一種であり、体を構成する全てのタンパク質の約30%を占めています。コラーゲンは肌以外にも存在しており、体内のコラーゲンのうち皮膚に存在しているコラーゲンは40%、20%は骨や軟骨に存在しており、その他は血管や内臓などに存在し、さまざまな役割を果たしています。
コラーゲンは食べ物から摂取することができますが、他のタンパク質と同じように摂取されるので、どれくらのコラーゲンが肌で再合成されるかは分かっていません。しかし、コラーゲンは年齢とともに減少していくので、食事などで補うことが大切です。
コラーゲンを豊富に含む食べ物としては、手羽先、牛筋、鶏軟骨、豚足、鮭、いわし、ブリ、ウナギ、海老、イカなどがあげられています。鶏肉はどの部位でもコラーゲン量が多いのでおすすめです。魚は皮と身の間にコラーゲンが多く含まれているので、できれば皮まで食べたほうが良いでしょう。
イソフラボン
女性ホルモンの1つであるエストロゲンは、コラーゲンの生成を促進する作用があります。エストロゲンも年齢とともに減少していくので、ホルモンバランスを整えるためには、エストロゲンと似た作用があるといわれているイソフラボンの摂取がすすめられています。
イソフラボンを多く含む食べ物は、納豆、豆腐、油揚げ、きな粉、味噌などの大豆製品です。大豆成分を中心とした和食中心の食生活を心掛けるとイソフラボンをしっかり摂取することができます。
抗酸化作用がある栄養素
活性酸素には、コラーゲンや線維芽細胞を傷つけてハリを低下させる作用があります。活性酸素は適量であれば細胞を保護してくれる良い作用がありますが、量が増え過ぎると細胞にダメージを与えるので、抗酸化力が優れた栄養素を摂取することも心掛けておかなければいけません。
抗酸化作用がある栄養素は、ビタミンA(βカロテン)、ビタミンC、ビタミンEです。それぞれの栄養素を多く含む食べ物は以下の通りです。
◆ビタミンC‥赤ピーマン、パセリ、ブロッコリー、レモン、柿、オレンジなど。
◆ビタミンE‥ナッツ類、鮭、うなぎ、モロヘイヤ、かぼちゃなど。
紹介した栄養素は肌のハリに良い栄養素ですが、それだけを摂取していればよいというものではありません。まずは栄養バランスが整った食生活を心掛け、その上で必要な栄養素を摂取することが大切です。
必要な栄養素を食事で摂ることが難しいという方や効率良く栄養素を摂取したいという方は、サプリメントの使用をおすすめします。スキンケアで体の外側から、食べ物やサプリメントで体の内側からケアを行いハリがある若々しい肌を保ちましょう。